資格種類 | 難易度 | 合格率 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
国家資格 | やややさしい | 35% |
・合格に要する学習時間は約200時間
・土地家屋調査士試験の午前の試験が免除される
目次
測量士補とは
土木工事や建築工事を行う場合、あらかじめ工事予定地の地形や建築物の位置を正確に知る必要がありこれを測量といいます。
測量業務は測量法に基づき測量士・測量士補だけが行うことのできる独占業務となっています。
測量はあらゆる土木工事や建設工事の基本となるため、測量士・測量士補の有資格者は建築建設業界等で特に重要な存在で、幅広い需要があり長く働ける資格となっています。
なお測量士補の有資格者は、申請により土地家屋調査士の午前の試験が免除になるため、土地家屋調査士を目指す場合にも有利な資格といえます。
測量士補の仕事内容
測量士補の仕事は測量士の作成した測量計画に基づいて実際に測量を行います。
具体的にはトランシットと呼ばれる道具などを使って、土地の高さや面積の測定、周辺地形や道路との位置関係を測量します。
近年ではGPSを使ったGNSS測量やドローンなどを活用する場合も多くなっています。
測量士補資格の活かし方
測量士補資格を生かせる主な就職先
測量士補資格を生かせる主な就職先は、国土交通省や農林水産省などの国家公務員、地方公共団体の土木課や地方事務所、測量会社、不動産会社、建設会社など多岐に渡ります。
いずれも測量を必要とする会社で、営業所ごとに測量士を1人以上置かなければならないこともあり、実際の測量を担当する測量士補の需要は大きいと言えます。
また測量士補として測量士事務所などで経験を積み、上位資格の測量士にスキルアップすることもできます。
土地家屋調査士を目指す
不動産業界でも上位の資格である土地家屋調査士を目指す場合も、測量士補資格は大きなアドバンテージになります
土地家屋調査士の試験は午前の部と午後の部に分かれていますが、その内午前の部は多肢択一式問題10問、書式問題1問でが出題されますが、測量士補の有資格者はこの午前の試験が免除されます。
土地家屋調査士の午前の部の問題は測量士補の試験問題よりはるかに難しいため、土地家屋調査士を目指す人は、先に比較的簡単と言われる測量士補の資格を取得する場合が多いです。
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測量士補の受験情報
試験日 | 5月中旬の日曜日 |
申込日 | 1月初旬~下旬 |
受験資格 | 誰でも受験できます |
受験地 | 北海道、宮城県、秋田県、東京都、新潟県、富山県、愛知県、大阪府、島根県、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県 |
受験料 | 2,850円 |
試験内容 | マークシートによる択一式問題 28問 |
合格基準 | 概ね65%以上の正答 |
詳細 | 国土地理院 測量士・測量士補国家試験 |
測量士補試験について
受験資格
測量士補試験には受験資格はありません。誰でも受験することが出来ます。
試験日と受験地
測量士補試験は毎年5月中旬の日曜日に実施されます。
受験地は北海道、宮城県、秋田県、東京都、新潟県、富山県、愛知県、大阪府、島根県、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県となっています。
試験内容と合格基準
測量士補の試験は択一式問題で全部で28問が出題されます。
試験科目は次の通りです。
1.測量に関する法規
2.多角測量
3.汎地球測位システム測量
4.水準測量
5.地形測量
6.写真測量
7.地図編集
8.応用測量
合格基準は概ね700点中450点以上(28問中18問以上、約65%の正解)です。
測量士補合格までの道のり
測量士補試験は不動産土木系の資格試験の入門資格といった位置付けになります。
他の国家試験と比較しても難易度は低く、合格までに要する学習時間は約200時間となっています。
また参考書や過去問題集を丹念に学習すれば独学での合格も十分可能となっています。
測量士補試験は、過去に出題された問題の焼き直しが非常に多いため、少なくとも過去10年門の問題を幾度も解いて十分に理解することが重要です。
また三角関数などの計算問題が出題数の半数以上を占めているので、解法や公式などをしっかりと暗記することが合格につながります。
測量士補合格の第一歩は資料請求から
測量士補合格の第一歩は資料請求から始まります。
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