定年後の再就職に役立つ資格は?有利になる資格とは

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この記事のポイント
  • 定年後は再就職に有利な資格をとる
  • 定年後に士業にチャレンジするのはおすすめしない
  • 定年後の仕事は「3つのない」で細く長く働く
目次

定年後の再就職に資格は必要?

定年後の再就職に資格は必要なのでしょうか?

定年後に再就職をするためには「なにか資格があった方がいいのかな?」と考える方もいるでしょう。
たしかに資格はあって損するものではないですが、資格があれば即仕事が見つかったり再就職できるわけではありません。

極端な話、資格がなくても現役時代に秀でた分野があればそれで食べていける反面、一生懸命勉強して超難関資格を取ったとしても、その分野で全く経験がない場合は雇ってもらえなかったりするのが現状です。

再就職に有利な資格ってなに

1.やりたい仕事に役立つ資格を取る

まず大切なことはやりたい仕事をするために必要な資格、やりたい仕事が楽になる・有利になる資格を取ることです。

例えば定年後にマンションの管理人がしたい場合は「マンション管理士」や「消防設備士」、スーパーやドラッグストアで働く場合は「簿記検定」や「登録販売者」などです。

これらの資格は持っていると採用につながるだけではなく、資格手当がもらえたり収入面でも有利となります。

2.未経験でも採用につながる資格をとる

定年後に今まで経験したことのない業種や仕事にチャレンジすることを考えている場合、未経験でも採用につながる資格を持っていると有利になる場合もあります。

例えば不動産関係の仕事がしたい場合は、「宅地建物取引士」、旅行関係の仕事がしたい場合は「旅行業務取扱管理者」などです。

これらの資格は法律で営業所毎に有資格者がいなければならないことになっているので、未経験でも資格を持っていれば採用につながる可能性が高まります。

3.今までの経験が活かせる資格をとる

今までの実務経験を活かせる資格、スキルを補強できるような資格は採用で有利に働きます。

例えば事務職で経理をやっていた場合「簿記検定」、不動産業で営業をしていた場合は「宅地建物取引士」など、今までの経験を補強する資格は取得しやすく、就職の際にアピール材料にもなるでしょう。

定年後に取ってはいけない資格

定年後に「士業(司法書士、行政書士、社労士 等)の資格を取って独立を」と考えている人は個人的には止めた方がいいと思います。

理由は

  • 資格取得にお金と時間がかかる
  • 実務経験の無いシニアは雇ってくれない
  • 顧客を獲得するのが難しい

からです。

司法書士、行政書士、社労士の仕事は、どちらかというと資格より実務経験を重視されるので、豊富な実務経験があればいいと思いますが、実務経験が乏しい状態での開業はおすすめしません。

お金と時間が無駄になる可能性が高いです。

定年後のおすすめな仕事と役に立つ資格

定年後の仕事は事情が許せばですが

  • 体力を使わない
  • 気を遣わない
  • 無理をしない

3ないで、細く長く働くのが鉄則です。定年後におすすめの資格を3つご紹介します

1.マンションの管理人|マンション管理士

マンション管理人はマンションの管理会社の社員として、分譲マンションの居住者が安心して安全に暮らせるようにサポートを行うのが仕事です。

マンション管理人の主な業務には

  • 来訪者や荷物などの受付
  • エントランスや廊下など共有部分の清掃
  • マンション内の巡回・点検
  • 管理会社や管理組合への報告

などがあります。

定年後の仕事としてマンション管理人がおすすめな理由は

  • 年齢制限がなく長く働くことが出来る
  • 適度に体を動かすため健康によい
  • 人との関わりを持つことが出来る

と行った点があります。

マンション管理人になるためには特に資格は必要ではありませんが、マンション管理士の資格があれば採用に有利になったり、手当が付くなど金銭面でも有利に働くことがあります。

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2.ドラッグストア

ドラッグストアは勤務時間をある程度自由に選ぶことができるのと、特別な技能を必要としないので、定年後のシニアの再就職先として人気があります。

仕事内容も品出しやレジ打ち、接客などが中心なので、接客業の経験がなくてもそれほど違和感なく働くことが出来ます。また最近の人手不足もあり求人も多く、70歳以上であっても働けるチェーン店もあります。

ドラッグストアで働くのに有利な資格は登録販売者です。

登録販売者は2類や3類の医薬品の販売が出来る資格で、ドラッグストアではかなり有利になる資格です。

登録販売者は年齢や学歴に関係なく受験することが出来、難易度もそれほど高くないので中高年であっても資格の取得はそれほど難しくはありません。

ただし登録販売者として登録するためには、過去5年以内に実務経験が2年以上あることが必要となるので、出来れば定年前に資格を取得しておくと長く働くことが出来ます。

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3.ガソリンスタンド

特に夜勤の経験があったり、夜勤で働くことに抵抗がないのであれば、24時間営業のガソリンスタンドで夜勤として働くことも魅力があります。

勤務内容もガソリンスタンの事務所内で、給油許可ボタンを押して給油中の車の監視を行うだけなので、車の少ない時間帯は結構余裕があります。

ガソリンスタンドで働く場合に必要な資格は危険物取扱者乙4類又は甲種です。

危険物取扱者乙4類は難易度も低く、毎月のように試験があるので取得しやすい資格となっています。

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